9月労働力調査統計|雇用者6017万人81カ月増、非正規従業員37%

総務省統計局発表の「労働力調査(基本集計)」速報によれば、9月の就業者は6768万人と53万人増加した。20141月から80カ月、つまり69カ月連続で前年同月を上回っている。

雇用者は前年同月に比べ51万人増加して6017万人。これも81カ月連続増だ。

男性は前年同月比5万人増加の3740万人、女性は48万人増加の3028万人となり、女性の増加数が男性に比べて多く、女性の社会進出が急速に進んでいる。

このうち、正規の職員・従業員は3481万人。前年同月に比べ9万人の減少だ。2カ月連続で減少した。

非正規の職員・従業員は2202万人と前年同月に比べ59万人の増加した。これは24カ月連続で伸びて、全体に占める割合は36.6%となった。

就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は61.0%と前年同月に比べ0.5ポイント上昇した。完全失業率は2.4%。

産業別従業者を見ると、卸売業・小売業の従業者数は1060万人と、前年同月に比べて37万人減少した。つまり全体の就業率は伸長しているが、卸売業・小売業に従事する人が減っていることになる。

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