1月家計調査｜2人以上世帯消費支出は28.9万円6.3％減/食費16カ月連続減

総務省統計局が1月の「家計調査報告」を発表した。集計世帯数は全国の二人以上の世帯、7258世帯。

家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。

1月の消費支出は、2人以上の世帯で28万9467円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた実質では6.3%の減少となった。名目では4.0％減少している。前月比(季節調整値)は実質2.1％減少した。

費目別の消費支出(2人以上世帯・実質)で昨年同月比で増加したのは「教育」29.6％、「保健医療」8.2%、「被服及び履物 」1.8％増の3項目。一方で消費金額の大きい「食料」は2.7％減で、16カ月連続のマイナス。「住居」19.8％減、「交通・通信」13.1％減、「光熱・水道」9.4%減などと大幅なマイナスが並ぶ。

また、勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は49万7383円で、前年同月比は実質2.1％減、名目では0.3％増加した。