9月商業統計|販売額55.9兆円5.4%増、小売業12.9兆円2.3%増
経済産業省は2026年9月分の商業動態統計速報を公表した。
「商業」とは「小売業」と「卸売業」の総称で、小売業・卸売業を営む企業と事業所・店舗の事業活動に関する動向を把握することを目的に調査される。具体的には、卸売業販売額と小売業販売額の動向、業態別の販売額の動向が発表される。業態動向は百貨店・スーパー、コンビニエンスストア、家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの5つだ。
9月の商業販売額は55兆9130億円、前年同月比0.2%増加した。これを卸売業と小売業に分けると、卸売業は43兆0410億円で6.4%増。小売業は12兆8730億円で2.3%増。

なお、商業販売額の季節調整済前月比は0.2%増加した。卸売業は増減なし、小売業は0.7%減少している。
卸売業を業種別に見ると、機械器具卸売業が前年同月比12.4%増、その他の卸売業が10.2%増、鉱物・金属材料卸売業が7.4%増、繊維品卸売業が5.7%増、化学製品卸売業が4.5%加、農畜産物・水産物卸売業が4.4%増、医薬品・化粧品卸売業が3.3%増、各種商品卸売業が1.5%増、食料・飲料卸売業が1.4%増。一方マイナスとなったのは、建築材料卸売業が3.0%減、家具・建具・じゅう器卸売業が2.6%減、衣服・身の回り品卸売業が2.5%減となった。

また大規模卸売店販売額は15兆6185億円、8.1%増となった。
小売業を業種別に見ると、自動車小売業が15.6%増、各種商品小売業(百貨店など)が2.7%増、その他小売業が2.6%増、飲食料品小売業が1.4%増、織物・衣服・身の回り品小売業が1.3%増、無店舗小売業が0.4%増となった。一方、機械器具小売業が5.7%減、燃料小売業が3.0%減、医薬品・化粧品小売業が0.2%減となった。

百貨店・スーパー販売額は1兆8377億円、前年同月比は2.1%増加した。百貨店は4856億円、3.4%増、スーパーは1兆3521億円、1.7%増。百貨店・スーパーの季節調整済前月比は1.4%増だった。百貨店は0.5%上昇、スーパーは1.0%上昇した。

なお、商品別にみると、衣料品は3.8%増、飲食料品は1.7%増、その他は2.5%増。
また百貨店・スーパーの既存店前年同月比は1.7%増。百貨店は4.7%増、スーパーは0.7%増となった。
百貨店の動向として、主力商品の「衣料品」のうち、紳士服・洋品が9.7%増、身の回り品が6.1%増、婦人・子供服・洋品が4.2%増、その他の衣料品が3.7%減で、衣料品全体では5.2%増となった。「飲食料品」は2.0%増、「その他」は2.1%増加した。
スーパーの動向は、主力商品の「飲食料品」は1.7%増加した。「衣料品」は3.0%減、「その他」は2.8%増となった。
コンビニエンスストアは商品別ではファーストフード及び日配食品が96億円で1.9%減、加工食品が3006億円の4.4%減、非食品が3766億円で9.9%増。サービス売上高が389億円で14.8%減。

家電大型専門店の販売額は3866億円で2.7%減となった。商品別に見ると、「AV家電」全体は3.6%増。内訳はビジュアル家電が8.7%増、オーディオ家電が9.3%減。「情報家電」は24.9%減、「通信家電」は19.4%増、「カメラ類」は4.7%増、「生活家電」は2.7%減、「その他」は10.9%増。店舗数は2644店で0.2%減っている。

ドラッグストア販売額は7837億円で2.7%増加した。商品別にみると、「調剤医薬品」が9.1%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」が4.7%増、「トイレタリー」が3.3%増、「その他」が2.7%増、「食品」が2.5%増、「ビューティケア(化粧品・小物)」が1.0%増、「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」が0.5%増となった。一方、「OTC医薬品」が2.0%減、「健康食品」が0.6%減。店舗数は2万0847店で3.1%増えている。

ホームセンター販売額は2577億円で1.2%増加した。商品別にみると「電気」が6.6%増、「オフィス・カルチャー」が5.3%増、「DIY用具・素材」が3.5%増、「ペット・ペット用品」が2.7%増、「家庭用品・日用品」が2.5%増となった。
。一方「園芸・エクステリア」が5.2%減、「その他」が1.2%減、「カー用品・アウトドア」が0.7%減「インテリア」が0.0%減の横ばいとなった。店舗数は4584店で0.7%増。

