9月百貨店統計|売上高4434億円4.2%増/高額品が引き続き伸長
一般社団法人日本百貨店協会 (東京都中央区、好本達也会長) が2026年9月の「全国百貨店売上高概況」を発表した。調査対象は68社169店舗。

9月の売上高は 4434億1998万円で前年同月比4.2%増、9カ月連続で前年実績を上回った。気温の低下に伴う秋物商材の動きの活発化に加え、高額品を中心とした国内・インバウンド需要がともに好調に推移した。外商顧客向け催事や物産展等の食料品催事も活況を呈したほか、大型連休による国内需要の高まりやアジア各国の祝日に伴う訪日客の来店増加も売上増に寄与した。

地区別では売上げの 80.1%を占める都市部 (主要10都市) で 5.3%増加した。横浜と名古屋を除く8地区で前年実績を上回った。主要5品目全てプラスとなった。横浜は身のまわり品、雑貨が苦戦し前年割れ。免税売上げは全地区二桁増となった。
地方 (10都市以外の7地区) は 0.2%増と2カ月連続でプラス。3地区(東北、四国、九州)でプラスとなった。主要5品目中、衣料品、家庭用品、食料品の3品目がプラス。免税売上げは全地区二桁増。

商品別で見ると、主要5品目全てが前年実績を上回った。

主力の衣料品は5.7%増。月後半以降、例年より早い秋の到来により、ニットやジャケット、ストールなどの秋物商材が伸長したほか、子供服も好調に推移した。
身のまわり品は 6.6%増。高額品の好調に加え、月を通じて雨天が多かったことから、雨傘やレインシューズが大きく伸長した。
雑貨は2.6%増。高級時計や宝飾品などの高額商材が引き続き売上げを牽引した。化粧品は国内外ともに堅調に推移した。
家庭用品は7.9%増。食料品2.9%増。シルバーウィークやお彼岸に合わせた催事や商品展開が奏功し好調だったほか、訪日客による手土産需要も底堅く推移した。食堂喫茶0.6%増、サービス5.0%増、その他0.4%減。商品券は10.4%減と、30カ月連続でマイナス。
