9月家計調査｜2人以上世帯消費支出は28.8万円/実質1.1％減･名目1.8％増

総務省統計局が2024年9月の「家計調査報告」を発表した。集計世帯数は全国の二人以上の世帯、7238世帯。

家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。

9月の消費支出は、2人以上の世帯では28万7963円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた実質では1.1%減少、名目では1.8％増加した。前月比(季節調整値)では、実質1.3％減少した。

費目別の消費支出（2人以上世帯・実質）で前年同月比プラスだったのは「被覆および履物」17.5％増、「教育」8.8％増、「光熱・水道」8.5％増。「食料」と「教養娯楽」は0.0％で横ばい。そしてマイナスだったのは、「交通・通信」11.8%減、「住居」3.4％減、「保健医療」2.6%減、「家具・家事用品」0.3％減。

勤労者世帯の実収入（2人以上の世帯）は、 １世帯当たり49万3942円。前年同月比は実質1.6％減、５カ月ぶりの減少となった。名目では1.3％増加した。