ワークマンnews｜新業態｢#ワークマン女子｣1号店(137坪)10/16開設

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は、10月16日(金)に新コンセプトの店「＃ワークマン女子」1号店を神奈川県横浜市の桜木町駅前コレットマーレにオープンする。

この新フォーマットの店は①ワークマン初の『女性客』主体の店舗、②SNSとリアル店舗の一体化を図るConnected Storeで、店舗からSNS発信ができる、③インスタ世代顧客の取り込み、の3つの特徴をもつ。

売場面積はこれまでのショッピングモール店の1.5～2倍の452㎡（137坪）あり、路面店を含めて同社最大級の売場面積を持つ旗艦店になる。同店の売場構成は女性専用売場が40%、男女兼用のユニセックスが20%、男性専用が40%と、これまでのモール店に比べてレディースの売場を2.5倍に拡大した。

女性が購入できる商品は売場の60%占め、店舗の前面に配置するような売場レイアウトとなっている。入口からは女性マネキンや動画スポットが目立つようにし、内装も女性受けするものにしている。これに対して、男性用商品の売場は奥の方に配置するため、店舗入口から見ると、完全に「女性専用店」に見える。

これまでのワークマン店とWORKMAN Plus店は男性的な店舗となっていたが、同店はメインターゲット(主客)を入れ替える。初年度売上構成の目標は女性向け55%、男性向け45%。また初年度の目標売上高は4億5000万円。

「＃ワークマン女子」1号店は実験店舗で、あと数店をモールに出店し、今後、主力の路面店で女性売場をどう展開するかを模索する。現在路面店ではアウトドアウェアが全般的に好調で、女性向けウェアと一般客向けシューズは昨年比で売上げが倍増している。

店名の「＃」は、リアル店舗でありながらSNSの世界と「Connected」されている（繋がっている）という意味。購入済み品や試着品を着て、店舗からSNS発信できるスポットを多数設ける。また店舗前面にあるアンバサダーコーナーでは、同社の「熱いファン」である人気YouTuber・ブロガー・Instagrammerなど30人のアンバサダーの提案から開発した新製品を陳列、またPOPのQRコードからアンバサダーの製品紹介の投稿を見ることができる。

コレットマーレは女性客とファミリー客が多い商業施設で、インスタ世代女性客と一緒に若い男性客が多い。＃ワークマン女子店の目的は、これまでまったく来店していなかったインスタ世代の女性を路面店に集客することだ。路面店では女性客が増加しているが、年齢層的には35歳以上となっている。さらにはインスタ世代の女性と一緒に来店する若い男性客の取り込みも狙う。