ローソンnews|閉店店舗の壁・柱を活用した「北上川岸三丁目店」10/3開設

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は10月3日(木)、閉店したローソン店舗の壁・柱などの建物建材を新店舗に再利用する取り組みとして、岩手県北上市に「ローソン北上川岸三丁目店」をオープンする。

2023年11月に同様の取り組みで、岡山県津山市に「ローソン津山高野山西店」をオープンしており、「ローソン北上川岸三丁目店」は全国で2店舗目となる。東北地方の店舗で多く採用されている「多雪地域仕様の店舗」での取り組みは初となる。

この取り組みでは、これまで廃棄していた閉店店舗の躯体・外壁部分(基礎部分を除く)に使用している建材を、重量ベースで約7割再利用することで、新店舗を建設する時の資材製造から建物が完成するまでのCO2排出量は、通常店舗と比較して約6割の削減を見込んでいる。国際的な課題となっている「エンボディード・カーボン」の削減を実現する。

再利用の対象となるのは、ローソンと大和リース(株)(大阪府大阪市、森田俊作社長)が共同で開発した「DL-e(ディーエルイー)工法」によって2013年以降に建設された店舗のうち、築年数や再利用する新店舗のオープン時期など各種要件を満たした店舗。

「DL-e工法」は、東日本大震災の被災地でいち早く店舗営業を再開するために、組み立てと解体がしやすい仮設店舗の建設を行ったことがきっかけで誕生した軽量鉄骨を利用したプレハブ工法。ローソンでは2013年から標準的な店舗で採用している。

再利用を前提とした解体となるため、専門の職人によって部材ごとに解体し、建材の状態を確認しながら、部材ごとに設けた基準に沿って整備。再利用の基準外となった部材は、新品を使用し、通常の新店舗と同様の手順と工事期間で施工する。

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