農林水産省news|新JASマーク決定の一般投票開始/3つの特定JASマーク統一

農林水産省では、生産、製造や管理方法に特色のある農林水産品に表示する新たなJASマークを定めるために、3案のデザインを発表して、一般投票によって決定する。9月4日(火)からその一般投票がスタートした。

JASマークは現在5種類ある。

第1は、「一般JAS規格」で、円とJASの文字を組み合わせた一般的なデザインのJAS規格。
第2は、「有機JASマーク」で、有機JAS規格を満たす農産物などに付与される。
第3が、「特定JASマーク」で、特別な生産や製造方法で、あるいは標準的な製品に比べて品質等に特色があることを示す。
第4が、「生産情報公表JASマーク」。まず給餌や動物用医薬品の投与などの情報が公表されている牛肉や豚肉、さらに生産者が使用した農薬や肥料などの情報が公表されている農産物などに付けられる。
そして第5が、「低温管理流通JASマーク」だ。製造から販売までの流通行程を一貫して一定の温度を保って流通させた加工食品に付されるマークだ。流通の方法に特色がある商品であること。たとえば米飯を用いた弁当類(寿司、チャーハン等を含む)などが認定を受けることができる。

このうち、第3、第4、第5の3つのマークのデザインを統一する。

目的は、国内だけでなく、海外に向けても日本産品やサービスのさらなる差別化・ブランド化を後押しすることにある。そこで、高付加価値性やこだわり、優れた品質や技術など、差別化を目的として表示されるJASマークを新たに制定した。

したがって、海外市場で、「日本らしさ」や「特別」をアピールできるデザイン3種類が用意された。デザイン案はいずれも「日本らしさ」をクローズアップして、従来のマークに比べて、はるかに派手に仕上がった。一般投票は9月4日(火)~9月30日(日)23時59分まで。

3点ともに、ずいぶんと凝っている。JASマーク認定を取得しても、製品に印刷するのもコストがかかるかもしれない。

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