ダイエーnews|神戸三宮店でフードバンク関西と連携/食品廃棄物削減化へ

(株)ダイエー(神戸市中央区、近澤靖英社長)は食品廃棄削減を目的に、9月17日(月)から、兵庫県の「ダイエー神戸三宮店」で、認定特定非営利活動法人「フードバンク関西」との連携を開始する。

ダイエーでは、食品廃棄物の削減に向けた取り組みの一環として、2016年から行政が行うフードバンク活動への協力を開始した。各地域でフードバンク活動を行っている団体との連携は、今回の神戸三宮店で108店舗になる。また、2017年からは家庭で消費されないまま残っている未開封かつ賞味期限内の加工食品の提供をお客に呼びかけ、集まった食品を、提携しているフードバンク団体に寄贈する「フードドライブ活動」への協力も開始している。

ダイエー神戸三宮店では賞味・消費期限が迫っている商品、外箱が破損しているという理由から販売が困難となった商品、あるいは廃棄予定となっている食料品のうち、一定の条件を満たしている商品を、フードバンク関西に寄贈する。

条件は、「未開封であること」「賞味期限まで1カ月以上あること」「常温保存が可能であること」「製造者または販売者が表示されていること」「成分表示またはアレルギー表示があること」の5つだ。アルコール類や手づくり品は対象外で、パンと和菓子は、賞味・消費期限が当日のものを寄贈する。

フードドライブ活動への協力は、店内に専用の回収ボックスを設置して、食料品の提供協力を呼びかける。ボックス設置は、全店舗共通で月に第3月曜日~翌日曜日までの7日間だ。

アメリカではフードバンク活動は当たり前になっている。

ウォルマートでは、主にフードバンクに食品を寄付しているが、食品寄付ができない場合は、環境保護庁のガイドに沿って、動物の飼料や産業利用物として提供、さらにコンポストとして利用している。またオーガニック・スーパーマーケットのホールフーズでは、サラダバーやホットバーからの残菜を含む食品を、包装・冷蔵し、フード・ドネーション・コネクション(フードバンク)に寄付する。さらに店舗における堆肥化プログラムやリサイクル活動によって、食品廃棄物の83%を再利用している。

日本でも食品廃棄物削減のために、フードバンクとの連携をさらに進めていく必要がある。

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