イオンnews|イオンタウン湖南にPPAモデル導入、「脱炭素ビジョン2050」加速

イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)は、再生可能エネルギーの活用拡大に向けて、商業施設へのPPAモデルの導入を開始する。

PPAとは、「Power Purchase Agreement」の略で電力販売契約のことだ。PPA事業者は、電力需要家の敷地や屋根などのスペースを借りて、太陽光発電システムを設置する。そこで発電した電力を電力需要家に販売するという取り組みだ。

PPAモデル導入の第1号として、イオンは滋賀県「イオンタウン湖南」の屋根スペースを提供する。PPA事業者のMULユーティリティーイノベーション(株)が、1メガワットを超える発電能力のある太陽光パネルを設置する。発電された電力をイオンタウン湖南が自家消費分として購入・活用する契約を3月29日(金)に結んだ。設置完了は12月を予定している。

イオンは、「イオン脱炭素ビジョン2050」を2018年3月に発表している。2050年までに店舗で排出するCO2等を総量でゼロにすることを目指している。また、この脱炭素ビジョン策定を機に100%再生可能エネルギーでの運営を目標に掲げる国際イニシアティブ「RE100」にも加盟した。

今回のPPAモデル導入は、脱炭素ビジョン2050の目標達成に向けた取り組みの一環だ。今後、グループ各社の商業施設のスペースを有効活用して太陽光発電電力の利用拡大を進めていく。

■イオンタウン湖南
所在地/滋賀県湖南市岩根4580
敷地面積/9万8378㎡(2万9759坪)
延床面積/2万8611㎡(8655坪)
店舗数/41店舗
発電容量/1161.6kW相当
契約締結日/2019年3月29日
設置完了予定/2019年12月

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