ファミマnews|新型コロナウイルス感染に関する取り組みの総括
(株)ファミリーマート(東京都港区、澤田貴司社長)は、同社の新型コロナウイルス感染症に関する5月1日(金)までの取り組みについて、まとめを発表した。
以下の4項目に分けて総括した。
⑴加盟店支援の取り組み
•顧客、加盟店・ストアスタッフの感染を防ぐため、飛沫感染防止シート(3万2000枚)と使い捨てマスク(合計420万枚)を本部負担で配布した。マスクは店舗当たり5月末までに150枚、6月末までに120枚、合計270枚配布する予定。
•新型コロナウイルス感染者発生に伴う一時休業店舗に対して、災害見舞金として店舗当たり10万円を支払い、営業再開に向けた店舗消毒費用を本部が負担する。
•新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって経営状況が激変した加盟店に対して、FC契約内容の一部を緩和(24時間分担金、複数店奨励金等)し、日本政策金融公庫特別貸付への本部一括申し込みを行う。
⑵店舗での感染防止に向けた取り組み
•店頭の灰皿を撤去し、ゴミ箱の使用を休止した。
•トイレのハンドドライヤーの使用を自粛してもらった。トイレの使用制限については、店舗の状況によって判断する。
•従業員用にマスクを配布し、着用して勤務した。
•店内放送で、ソーシャルディスタンスの確保をお願いし、手洗い・うがい・マスクの着用など、感染予防に関する内容を定期的に案内した。
•イートインスペースを開放している店舗においては、座席を間引くとともに、利用時間を5時~20時に制限した。
•原則として「入口ドアを開放」し、店内換気を実施した。
•現金受け渡し時には直接手渡さず、「コイントレー」を使用した。
•レジ周辺など、手が触れる場所を小まめに消毒した。
•買い物時に、ソーシャルディスタンスを確保するようお願いした。
•レジカウンターに飛沫感染防止のビニールシートを設置した。
⑶ファミリーマート全体の取り組み
•新型コロナウイルス対策支援募金を受け付ける。
実施期間/2020年4月14日(火)~2020年5月30日(土)
実施店舗/全国のファミリーマート約1万6600店
募金名称/新型コロナウイルス対策支援募金
寄付先/公益財団法人日本財団「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急支援」、社会福祉法人中央共同募金会「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援募金」
•「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」を受け付ける。
受付期間/2020年5月4日(月)~5月30日(土)
実施店舗/Famiポートを設置している全国のファミリーマート店舗 約1万6600店
寄付先/「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」
•支援物資の提供
ファミリーマートでは、緊急事態宣言が発令された自治体の医療関係者、新型コロナウイルス感染者が宿泊施設(ホテル等)で療養する際に必要な品物をサポートしている。そのための問い合わせ窓口も設置した。4月16日(木)の愛知県からスタートし、合計10回届けた。
〈最新の届け先の例〉
支援物資/PB商品「津南の水 600ml」50ケース(1200本)
届け先/佐賀県医療センター好生館
日時/2020年5月1日(金)午後
•店内放送特別番組「ミックスファムwith Your Voice」特別版の放送
音楽プロデューサー今井了介監修のもと、明るく元気になるような楽曲やライブイベントが中止・延期になったアーティストの楽曲を中心に選曲し、特別番組を週替わりで放送している。オンエア期間は4月14日(火)~6月1日(月)。
•オリジナルぬりえやクイズなどのWEBコンテンツのホームページ公開
自宅で気軽に楽しめる無料コンテンツとして、オリジナルぬりえやクイズが掲載されているWEBコンテンツを、4月30日(木)ホームページに公開した。
⑷各地域での取り組み
•中日本エリア本部の取り組み
東海地方・北陸地方・甲信地方、合計9県の約3700店の各店舗において、医療関係者への感謝の気持ちを込めたオリジナル塗り絵のほか、さまざまなデザインの塗り絵を無料で配布した。対象期間は4月17日(金)~5月6日(水)。
対象エリア内にある、病院施設内のファミリーマート約30店において感謝セールを開催する。
日時/4月24日(金)、5月1日(金)、5月8日(金)、5月15日(金)
対象商品/カウンターホットコーヒー(ブレンド)S半額
手作りデザート全品20円引き(税込)
•北日本エリア本部(新潟県)の取り組み
4月21日(火)に同社加盟店長と社員が、新型コロナウイルス感染者を受け入れている長岡赤十字病院を訪問し、医療従事者への応援のメッセージカードと菓子を届けた。
•西日本エリア本部(九州)の取り組み
4月17日(金)に「熊本労災病院店」を訪問し、病院関係者に応援メッセージカードと同店舗で使用できる商品引換券を届けた。
•店舗再生本部の取り組み(直営店)
東京都青梅市の病院内に出店している店舗では、新型コロナウイルス感染者(軽症者)への買物代行サービスを開始している。事前にクオカードを購入してもらい、看護師さんを通じて電話で注文を受け、ストアスタッフが購入した商品をナースステーションへ届けている。
愛知県豊明市の病院内に出店している店舗では、特別企画としてデザート20円引き、挽き立てコーヒー50円引きのサービスを期間限定で実施している。