ファミマnews|サラダ用ドレッシングの包材を「バイオマスインキ」に切り替え
(株)ファミリーマート(東京都港区、澤田貴司社長)は6月30日から順次、サラダ用ドレッシングの包材に使用している印刷インキを、生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造した「バイオマスインキ」に切り替えていく。
ファミリーマートでは、2017年から、おむすびや手巻寿司、サンドイッチ、パンなどのパッケージに使用されている印刷インキを、綿、パルプ、米ぬか、植物油、被子植物の種などの生物由来の資源(バイオマ)から成分を抽出して製造したバイオマスインキに順次切り替えている。
今回のインキに使用されるバイオマスは、生物由来の再生可能な有機資源で、石油のように枯渇することがないと考えられている。持続可能性が担保された原料植物由来のバイオマスは、成長過程において光合成によりCO2を吸収しているため、石化由来原料を使用した場合よりも大気中のCO2を増加させず、CO2排出量削減に貢献することができる。
ファミリーマートは、2020年、「ファミマecoビジョン2050」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年および2050年に向けた中長期目標として、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」「プラスチック対策」「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づいて数値目標を設定している。
今後もさまざまな取り組みを通じて、容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めていく。