ワークマンnews|新岡山流通センター新設など自社物流拠点を増強

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は岡山地区での流通センターの新設と伊勢崎流通センターの増設を決定した。成長が著しい西日本では3~4年後の稼働をめどに1.2万坪~1.5万坪の新岡山流通センター新設する。また東日本を主力でカバーしている伊勢崎物流センターは6670坪増設して21年中に1万6670坪に拡張する。

2018年9月に新業態店WORKMAN Plusの1号店を「ららぽーと立川」に出店して以来、ワークマンは一般客を取り込んで高い成長を続けている。4月~6月のコロナウィルス感染症の広がりのなか、売上高は前年比122.3%と伸長している。この売上げの急増に対して自社流通センターのキャパシティが追いつかず、外部保管倉庫は20カ所以上になっている。人件費や物流費の高騰もあり、自社物流拠点を整備してロジスティクス全体のオペレーション効率を高めていく。

ワークマンは製造小売業(SPA)を目指す。同社のPB製品比率は18年3月期の32.2%から20年3月期の51.4%と、2年間で19.2%も伸びている。現在、海外で大量生産するPB品の保管日数は国内メーカーからの仕入れ品の3倍以上になっていることも、流通センターの能力を拡張する理由となった。

■東日本の物流拠点
1.自社・伊勢崎流通センター 10000坪→21年中に6670坪増築
2.寺社・伊勢崎保管倉庫 6480坪(19年に電動移動棚化で通路を減らし保管能力強化)
3.外部・保管倉庫 11500坪(10物件)
4.外部・ネット通販倉庫 1000坪
5.外部・ショッピングモール専用倉庫 900坪

■西日本の物流拠点
1.自社・竜王流通センター 7400坪(18年に電動移動棚化で通路を減らし保管能力強化)
2.外部・神戸流通センター 6220坪(20年1月に保管機能が稼働、4月から流通センター機能が稼働)
3。外部・保管倉庫  8000坪(10物件、すべてが竜王センターの周辺)
4。自社・新岡山流通センター 12000坪~15000坪→新設で3~4年後に稼働

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