サミットnews|インファーム(ドイツ)と提携し店舗で野菜栽培

サミット(株)(東京都杉並区、服部哲也社長)は Infarm-Indoor Urban Farming GmbH(ドイツ連邦共和国ベルリン市、共同創業者:Erez Galonska, Guy Galonska, Osnat Michaeli、以下「インファーム」)、および Infarm-Indoor Urban Farming Japan(株)(東京都渋谷区、平石郁生社長、以下「インファーム・ジャパン」)と提携し、2021年1月下旬から、サミットストア五反野店(12月9日建て替えオープン予定)にインファームのファーミングユニットを導入する。

ファーミングユニットとは、それぞれの作物の育成状況に合わせた環境を整えることができる屋内垂直農法の仕組みだ。

インファームは、都市型農業を通じた食料の安全性・品質・環境負荷低減を追求するビジョンや企業姿勢を持っている。一方、サミットの事業ビジョンは「サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする」であり、新中期経営計画は「GO GREEN2022」である。両者の方向性が合致して、今回の提携に至った。

インファームは、Erez Galonska、Guy Galonskaの兄弟とOsnat Michaeliによって2013年にベルリンで設立された。現在は 700人以上の多国籍チームが運営する世界最大級の都市型農業プラットフォームで、毎月50万本以上の植物を収穫し、独自のネットワークで流通させている。これまでドイツ、スイス、フランス、ルクセンブルク、英国、デンマーク、オランダ、米国、カナダの9カ国で大手小売事業者と提携して1200以上のファーミングユニットを展開している。

 

インファームのファーミングユニットは、ベルリン本社から遠隔でデジタル制御される。各ファーミングユニット内植物の生育状況は可視化されていて、必要に応じて環境が改善される。

ファーミングユニットで栽培される野菜は天候に左右されないため、通常より良く成長する。無農薬で、栄養と風味に富んだ新鮮な野菜は、欧州の高級レストランで採用されるなど、高い評価を得ている。また、水や肥料の使用量が飛躍的に抑えられること、輸送負荷が少ないこと、そして何より「お店の中に農場をつくる」発想が、「究極の地産地消」ビジネスモデルとして注目を集めている。

サミットは、サミットストア五反野店でイタリアンバジル、パクチー、レタスなどを2021年1月26日(火)から販売する予定だ。他店舗への展開拡大については検討中である。

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