日生協news|「DX-CO・OPプロジェクト」実現に向けて本格始動

日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、本田英一代表理事会長:略称「日本生協連」)は 2月25日(木)、「DX-CO・OPプロジェクト」を推進するための3つのコンセプトと具体的施策を決定したと発表した。

「DX-CO・OPプロジェクト」は、コープ東北サンネット事業連合、コープデリ連合会、東海コープ事業連合と日本生協連が、組合員の新しいくらしの実現を目指して4者共同で取り組むプロジェクト。

日本生協連は 2020年6月に採択した「2030年ビジョン」の一つである「生涯にわたる心ゆたかなくらし」に向けた具体的なテーマの中に、「ICTによる事業・活動でのデジタル変革の推進」を掲げている。日本生協連はこの取り組みを進めるため、昨2020年3月から4者共同で生協のデジタルトランスフォーメーションを目指す「DX-CO・OPプロジェクト」に取り組んでいる。

このプロジェクトでは、3つの連合会が先行して実験に取り組み、成果が確認できた施策から順次、日本生協連を通じて全国の生協へ導入していく。

「DX-CO・OPプロジェクト」のコンセプトは3つ。


〈勤務先での空き時間に献立から必要な食材を注文する〉

第1は「家族との豊かな関係構築を支援するパートナー」
•おすすめのレシピや一週間分の献立をAIが提案し、一括で必要な食材を注文できる仕組みを実現する。
•自分にあった商品をAIが選んでくれる仕組みを実現する。
•店舗でも宅配でも好きな時に好きな方法で買物ができ、多様な決済手段を用意する。
•世帯ごとではなく、個人ごとのID管理で、一人ひとりに合ったサービス提供を実現する。


組合員同士が助け合える仕組みを整備する〉

第2は「流動的な地域共同体のプロデューサー」
•SNSを活用し、地域のつながりをデジタル上で実現する仕組みを提供する。
•食への関心やライフスタイルが似ている人々に生協の食材提案を行い、興味関心でつながり合いながら生協に関心をもってもらう。
•組合員が託児を担い、地域で子どもを育てる仕組み(みやぎ生協)のような組合員同士が助け合う仕組みを整備する。


組合員へのサービス向上のためAI技術を活用する〉

第3は「安心して生協のサービスを利用いただくためのサポーター」
•組合員へのサービス向上につなげるためにAI技術を活用する。
•配達担当のためのデジタル・コンシェルジュサービスを実現する。
•配達コースを最適化する仕組みを実現する。

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