マツキヨココカラnews|新中計/統合3年で営業利益300億円規模の収益改善
旧(株)マツモトキヨシホールディングスと旧(株)ココカラファイン(株)の経営統合によって10月1日に誕生したマツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)は、2022年3月期から2024年3月期にかけての中期経営計画を新たに策定した。
経営の基本方針としてのグループ理念、グループビジョンおよびグループスローガンは、次の通り。
① グループ理念は「未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく」。
② グループビジョンは「美しさと健やかさを、もっと楽しく、身近に。」
③ グループスローガンは「Find your“!”(!は“wow”(ワオ)と読む) 」
その上で、グループ経営目標として、アジアNo.1のドラッグストアとなり、美と健康の分野でのリーディングポジションを確立すべく、グループ売上高1.5兆円、営業利益率7.0%(2026年3月期)を目指す。
中長期的な経営戦略では、マツキヨとココカラの経営統合によって売上高1兆円、3000 店舗を有する社会・生活のインフラ企業として、地域社会の美と健康に最も身近な存在として貢献していく。またヘルス&ビューティー分野で圧倒的なプレゼンスを獲得することで、国内ドラッグストア業界を力強く牽引することを目指す。さらにドラッグストアとしての社会的使命である地域包括ケアシステムの構築を推進していく。そして美と健康の意識が高まっているアジア地域における事業基盤を確立し、将来的には「美と健康の分野でアジアNo.1」を目指す。
それを達成すべく、新中期計画では両グループが持つ強みや基盤のさらなる融合を図ることで、経営統合後3年目までをめどに、連結ベースで営業利益300億円規模の収益改善達成を見込む。
また国内戦略(戦略テーマ:お客様のライフステージに応じた価値提供)とグローバル戦略(戦略テーマ:アジア市場でのさらなるプレゼンス向上)にそれぞれ紐づく4重点戦略として、
① 利便性の追求 – お客様との繋がりの深化
② 独自性の追求 – 体験やサービス提供の新化
③ 専門性の追求 – トータルケアの進化
④ グローバル事業のさらなる拡大
を掲げて、新中期計画を実行していく。