ダイエーnews|経済産業省より「DX認定事業者」に選定
(株)ダイエー(東京都江東区、近澤靖英社長)は、9月1日(木)に経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」に選定されたと発表した。
DX認定制度は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経営とシステムのガバナンス状況の優良な企業を国が認定し、日本全体の「DX」を促進することを目的とした認定制度。デジタル技術による社会変革を踏まえて経営者に求められる対応をまとめた「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、DX推進の準備が整っている(DX-Ready)事業者を経済産業省が選定するもの。
DXに関する方針、取り組み、ホームページ等を通じた公表内容について、経済産業省より認定され、今回「DX認定事業者」に選定されたという。
ダイエーは「あらゆるプロセスにおけるデジタル化の推進」を方針として掲げ、サプライチェーンの効率化を図り、お客満足度の向上と生産性の改善に取り組んでいる。
具体的には、発注・入荷では、AIを活用した需要予測型自動発注の仕組みの採用している。今後、予測発注データをプロセスセンターに連携し、サプライチェーン全体の効率化を図るなど、生産性の改善やフードロスの削減を目指している。
補充・陳列では、 電子棚札を導入し、薄型電子ペーパーの採用により視認性を高めるともに、二次元コード表示やNFC距離無線通信)の技術を活用し、レシピや商品情報の提供など、新たな顧客体験を創造している。
レジ・決済では、セミセルフレジ、フルセルフレジの導入を拡大するとともに、「レジゴー」の利用拡大を推進している。
また、2022年6月より、イオンのトータルアプリ「iAEON」を導入した。2021年11月より、ECサイトをリニューアルしセキュリティの強化やクーポンなどのプロモーション機能、店頭引き渡し、ライブコマース機能を追加し、より快適で楽しいオンラインショッピングを提供している。あわせてネットスーパーの出店を加速している。
さらに次世代システムに向けた取り組みとして、スマートフォンをゲートにかざして入店し、欲しい商品を手にとって退店するだけで買物が完了する「ウォークスルー店舗」を2021年9月に企業内売店としてオープンした。レジが不要な新しい買物体験を提供すべく、実証実験を進めている。