パルコnews|’30年開業の(仮)天神⼆丁⽬南ブロック駅前東⻄街区PJ

(株)パルコ(東京都渋谷区、牧山浩三社長)は、新天町商店街商業協同組合、(株)新天町商店街公社、⻄⽇本鉄道(株)、(株)三井住友銀⾏の5者で、福岡市天神の賑わいを創出する重要な拠点として、2030年度の開業を⽬指す「天神⼆丁⽬南ブロック駅前東⻄街区都市計画推進協議会」を設⽴している。そのプロジェクト(PJ)推進に当たり、「天神ビッグバンボーナス」の取得に向けて福岡市に計画概要書を提出した。

「天神ビッグバン」とは、規制緩和などを活用して民間ビルの建て替えを促進することで、天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト。天神ビッグバンエリア(天神交差点から半径約500m)の建築確認申請数は59棟で、竣工棟数は50棟(2022年5月末時点)に上る。さらに「天神ビッグバンボーナス」とは、天神の魅力向上に資する一定の要件を満たす、魅力あるデザイン性に優れたビルとして認定し、それに応じてインセンティブを付与する制度。

プロジェクトの東⻄街区区域⾯積は約2.2ヘクタール。東街区は約7900㎡でパルコ本館、パルコ新館などから成り、⻄街区は約5900に新天町商店街がある。いずれも建物の老朽化が進んでいる。

協議会では、1.歩⾏者と⾃動⾞が交錯する交通環境の改善、2.駅前の滞留と賑わい・憩い空間不⾜の解消として細分化されている街区の再編を⾏う。また広場や安⼼・安全な歩⾏者ネットワーク(地上の貫通通路や地下通路、上空通路等)、駐⾞場共⽤⾞路の東⻄接続などについて、東⻄街区が共働して整備を⾏うことで、複数街区にまたがる、段階的および連鎖的なプロジェクトを⽬指していく。さらに商店街・商業施設を低層部に形成し、天神の中⼼地としての⽴地ポテンシャルを活かした、新しい⽂化・芸術を感じられる複合施設を⽬指していく。

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