ファミマnews|今後3年間で100人以上のIT人財を育成/リスキリングも支援

(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は5月から、ファミリーマート社員を対象にシステム開発やデータ活用領域の人材育成を推進している。この取り組みにより、今後3年間で約100人以上のITデジタル人材を育成する予定だ。

また、業務効率化や生産性向上を目指して、全社員を対象に統計知識を活用したデータ分析などの「リスキリング」支援を実施する。

背景として、DX環境の進化や外部環境の変化により、コンビニエンスストア事業でもデジタルの活用が急務となっている。ファミリーマートでは、デジタル人材の中途採用や新卒採用に取り組んでいるだけでなく、社内の教育・育成にも力を入れ、デジタル化の推進やスーパーバイザーの業務効率向上、個店コンサルティングの強化を図る。

具体的な育成概要は3つある。

1つ目。システム開発領域の人材育成を重視し、各部門のITデジタル分野における業務改革を推進する。システム部門との連携を図りながら、プロジェクトを進行し業務改革を担当する人材を育成する。この取り組みは、6名の本社社員を対象に行われ、要件定義やシステム化企画などシステム開発の基本業務をOJT含め、6月1日(木)から1年間実施する。

2つ目。データ活用領域の人材育成と社内データの利活用を促進する。社内のデータを有効活用し、データ活用領域の人材育成を行い、各部門のDX推進に繋げる。対象者は、既存業務でデータ分析に携わっている社員を対象とする。研修は、20人ずつ3回にわけて1か月間実施する。内容は、各部門の業務を考慮した課題設定や分析設計から、データの加工や分析スキルの習得に関するもの。約40時間の研修となる。

3つ目。全社員を対象に「リスキリング」支援を行う。全社員のIT・デジタルリテラシーの向上を図り、データ活用を通じて担当業務の質を向上させるため、「リスキリング」支援を実施する。期間は6月1日(木)から2024年5月31日(金)まで。希望する約1200人の社員を対象に、統計知識を活用したデータ分析など10項目のe-Learningを実施する。

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