カインズnews｜船井電機と包括的業務提携契約を締結

(株)カインズ(埼玉県本庄市、高家正行社長CEO)は2月29日(木)、船井電機(株)（大阪府大東市、上田智一代表取締役執行役員社長）とオリジナルブランドの家電を中心とした製品開発を共同で行うことを目的とした包括的業務提携契約を締結した。

カインズは「くらしDIY」をブランドコンセプトとし、くらしをもっと楽しくする、価値ある商品やサービスを開発・提供してる。独自開発したオリジナル商品は、国内外のデザイン賞を10年以上連続で受賞し、SPA宣言を行った2007年度から2022年度までの間にオリジナル商品の売上高は約2.3倍に伸長した。さらに、2023年秋には商品開発体制を一新し、従来の事業部やカテゴリーを超えたライフスタイル重視の商品開発を行っている。

船井電機は2021年8月に非上場化し、AV事業依存型から多角化した事業構造への変革を図りグループ全体の収益性を高め、企業価値の向上を図っている。2023年3月31日には持株会社体制に移行し、非上場化のメリットであるスピーディな意思決定を遂行。異業種を含めた企業の買収・業務提携も推進し事業構造の変革を図っている。船井電機グループとして相乗効果を発揮させる意図的な経営戦略立案に向け、持株会社制へ移行することで経営体制の転換を進めている。

このような中、両社は双方の強みを生かし、オリジナル家電製品の企画開発や製造、販売及びアフターサービス等を協力して実施していく。2024年度中の新製品発売を目指し、カインズのブランド力やマーケティング力などを用い、従来の売り場にとらわれない、新しい価値を訴求できる売り場の提案を進めていく。