セブン-イレブンnews|1号店から50周年/山本オーナーが語る「革新」の半世紀
(株)セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区、永松文彦社長)は5月13日(月)、新横浜の伊藤研修センターでセブン-イレブン1号店オーナーの山本憲司氏のトークセッションを行った。
1974年5月15日、東京都江東区豊洲に本格的なフランチャイズのコンビニエンスストアとしては日本初となる「セブン‐イレブン第1号店」がオープンしてから50年。当時、酒販店の経営を急きょ引き継ぐことになった山本氏が、1973年、(株)イトーヨーカ堂が米国サウスランド社(現7-Eleven,inc.)とのライセンス契約により(株)ヨークセブン設立のニュースを知り、イトーヨーカ堂本社にコンビニ開業の要請の手紙を送ったのが始まり。
当時22坪の売場面積でスタートしたことや共同配送やリーチインの省力化などに本部と共に取り組んだ経緯を振り返った。転機となった主な出来事については「公共料金収納代行」と「店内ATM」を挙げた。
山本氏は「公共料金収納代行を始めたことで、物販からシステム産業へと変わったことを実感した。店内ATMは私から設置してはどうかとお願いした。食品小売業が銀行業務をやることに周囲から多くの反発があったが、鈴木敏文さん(現セブン&アイ・ホールディングス名誉顧問)がぶれることなく進めてくれた」と語った。現在、山本氏は豊洲店を始めとして計8店舗のセブン-イレブンを運営する。