ローソンnews|三菱商事&KDDIと「Real×Tech Convenience」取り組み開始

(株)ローソン (東京都品川区、竹増貞信社長) は、三菱商事(株) (東京都千代田区、中西勝也社長)、KDDI(株) (東京都千代田区、髙橋誠社長CEO) と、ローソンの「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始する。三菱商事とKDDIの2社が有する事業基盤やAI・DX技術を活用することで「Real×Tech Convenience」の仕組みを構築して、その拡大を進める。

具体的には、
KDDIが2025年春をめどに本社を移転予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、ローソンを2店舗(オフィスフロア・一般フロア)開店する。さまざまなリテールテックの実験ラボとして運営し、高輪店での実証結果をもとに、今後、他店舗への展開を目指す。

■Real×Tech Convenienceの主な取り組み
1.スマホレジ
・店舗内でのフリクションレス決済
・スマートフォンを介した商品レコメンドの実施
2.AIサイネージ
・AIカメラ活用による、お客さまの属性や会員情報に合わせたおすすめ商品やキャンペーン情報の表示
3.店舗業務の最適化
・品出しや店内清掃、商品配送などの業務に対するロボット活用
4.次世代リモート接客プラットフォーム
・専門のスタッフなどによるリモート接客ブースを店内に設置
・開始時点では、通信や電気・ガスなど、生活インフラに関するお客からの相談に対応。以降、対象サービスの拡大や、将来的にはAIの活用も検討

また3社は2024年9月18日、ローソンを基軸とした防災・災害発生対処活動に関する協定を締結している。KDDIが提供するStarlink通信環境やドローンによる周辺パトロール、地域安全の強化、さらに三菱商事とKDDIが事業会社を通じて提供するオンデマンド乗合交通(「のるーと」「mobi」)との連携による移動支援などによって、地域課題の解決への貢献を目指す。

さらに2019年のKDDIと(株)ロイヤリティマーケティングによる資本業務提携。以降、三菱商事、KDDI、ローソンの3社は、ロイヤリティマーケティングが展開する共通ポイント「Ponta」のネットワークによる「Ponta経済圏の拡大・活性化」に向けての連携を図ってきた。今年10月2日には、KDDIはクーポンやコンテンツのセットサービス「auスマートパスプレミアム」を「Pontaパス」へリニューアルする。サービス開始記念に伴う期間限定の特典付与をはじめ、ローソンでの購買を促すサービスも強化していく。

■ローソンでの顧客接点強化
1.Pontaパス
・ローソンで利用できる無料・割引クーポンを週替わりで提供
・ローソンでスマホ決済「au PAY」利用時にPontaポイント還元率を上乗せなど
2.KDDIのオンライン専用ブランド「povo」との連携
・ローソン来店時にデータ容量をチャージできる「povo Data Oasis」年内開始予定
・ローソン店頭でのデータ専用eSIMを年度内に販売開始予定

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