ローソンnews|ローソンファーム新潟が農業用ドローン薬剤散布実験

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)と特例農業法人ローソンファーム新潟(新潟市東区)は、農業用ドローンを使った水稲の薬剤散布の実証実験を開始する。農業用ドローンの取り扱いと操縦教習所を展開する「新潟クボタ(新潟市)」と連携して実施するもの。

〈ローソンファーム新潟〉

〈農業用ドローン〉

2015年3月に新潟市の特例農業法人第一号として設立されたのがローソンファーム新潟。新潟市は大規模農業の改革拠点として国家戦略特別区域に指定されている。ローソンは新潟市と連携して稲作作業の省力化と農地集約による大規模農業を目指している。同年5月からは、水田の環境を自動で測定する「水田センサ」やクラウド型の「水田管理システム」を導入するなど、ICT農業に取り組んでいる。

ICT農業とは、生産、流通、経営管理など、さまざまな場面で、「ICT(Information Communication Technology:情報通信技術)」を活用し、農業生産を見える化して、生産性向上を図ろうというもの。

今回の実証実験では、水稲病害虫防除の薬剤散布に農業用ドローンを使用する。1ha(ヘクタール)当たりの圃場に農薬散布するのに、人力では1時間以上はかかるが、農業用ドローンでは約10分で散布することができる。大幅な省力化が可能となる。

2017年7月現在、全国23カ所にあるローソンファームでも、こうしたICT農業によって生産性向上を図っていく。

■ローソンファーム新潟概要
所在地/新潟県新潟市江南区大淵
面積/約11.2ヘクタール
代表者/後藤竜佑社長
栽培品目/米(コシヒカリ・コシイブキ・ユウダイ21)長ねぎ・すいか・かんしょ
収穫量/約50トン(コシヒカリ・コシイブキ・ユウダイ21)
販売額/3680万円(2016年実績)

検索ワード:ローソン ローソンファーム新潟 新潟市 国家戦略特別区域 ドローン 

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