イオンnews|持続可能な水産物の流通拡大に向け「GSSI」アジア小売業初参画

イオン(株)(千葉市、岡田元也社長)は、持続可能な水産物の普及に向けて取り組む機関の「世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI:The Global Sustainable Seafood Initiative)」にアジアの小売業として初めて参画する。

GSSIは、各国の生産者、水産関連企業、NGO、専門家、政府、FAO(国連食糧農業機関)などが参加する、持続可能な水産物の普及のための国際パートナーシップのプラットフォームだ。認証水産物の供給と販売促進における信頼性の担保、および水産物認証制度の改善促進を目的として、FAOが定める「水産物エコラベルのためのガイドライン」等を満たす水産物の認証スキーム(エコラベル)を公的に認定している。

イオンは、2014年に策定した「イオン水産物調達方針」と、2017年4月に策定した「イオン持続可能な調達方針」および「2020年目標」に基づき、水産物についてはGSSIをベースとした認証基準の商品やMSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)や、ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)認証商品の積極的な販売に取り組んでいる。

イオンでは今回のGSSIへの参画により、日本・アジア特有の魚種の持続可能性の確保に向けた情報発信、さらには、漁業者をはじめとする多様なステークホルダーとの連携により、持続可能な水産物の流通拡大に努める。

「2020年目標」では、定期的にリスク評価を行う、あるいはリスク低減のために、実行可能な対策を検討し、持続可能な水産物の調達に努めることを方針とする。そのうえで、イオン連結対象の総合スーパー、スーパーマーケット企業で、ASCの流通・加工認証(CoC)の100%取得を目指す。そのうえで、主要な全魚種で、持続可能な裏付けのあるプライベートブランドを提供していくことを目標としている。

〈イオン持続可能な調達方針・2020年目標〉

検索ワード:イオン GSSI MSC ASC 水産物

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