そごう・西武news|ホワイトリボン運動支援「オリジナルピンバッチ」の販売

(株)そごう・西武(東京都千代田区、林拓二社長)は、オリジナル「ホワイトリボンピンバッチ」を製作・販売し、その収益の全額を「公益財団法人ジョイセフ」を通じて寄付することで、発展途上国での「マタニティハウス」建設を支援する。

「マタニティハウス」とは、陣痛がくる前に待機する施設のこと。途上国では出産する病院や保険施設までの距離が遠くて、お産に間に合わず、自宅の不衛生な環境で出産して赤ちゃんが命を落とすケースが少なくない。それを防ぐために、病院や保険施設の近くにマタニティハウスが建設されている。

WHO(世界保健機構)によると、妊娠出産で命を落とす女性は年間で約30万3000人。1日当たりの計算では約830人。母親を亡くした乳児の多くも死亡しており、その99%は途上国で起きている。そんな途上国のお母さんや赤ちゃんの命を救うために1999年、ホワイトリボン・アライアンス(WRA)が設立され、「ホワイトリボン運動」が始まった。現在では世界155カ国の団体や個人が、この活動に賛同して支援活動を行っている。

そごう・西武でも2013年より毎年「オリジナルホワイトリボンピンバッチ」を製作・販売し、2013年から2017年まで、全店総計でその売上高225万7000円を寄付している。今年の販売期間は12月25日(月)まで。そごう・西武の各店で取り扱い、1個税込300円で販売する。全店合計4000個を用意する。

そごう・西武ではこのほかにも、ホワイトリボン運動支援の自動販売機設置をしている。2013年より、飲料品1本につき2円(同社1円+飲料メーカー1円)の寄付を行う飲料自動販売機を、そごう・西武各店のベビー休憩室に設置。2017年8月までに全店総計で50万4896円を寄付している。

白いリボンには、妊娠や出産によって亡くなった、女性たちへの哀悼の意が込められている。また文化によっては「希望や命の芽吹き」を表わす。ホワイトリボンは、女性たちの魂を悼み、その悲しみを乗り越えて明日へと希望をつなげる運動の象徴となっている。

日本での運営団体「ホワイトリボン・ジャパン」に加入しているのは、公益社団法人の日本助産師会、日本小児保健協会、日本産婦人科医会、母子保健推進会議、誕生学協会、一般社団法人日本家族計画協会。公益財団法人国際協力NGOジョイセフの7団体。そして「ジョイセフ」が事務局を務めている。

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