西友news|宮城県仙台市青葉区に仙台新センター新設、宮城・福島をカバー

合同会社西友(東京都北区、リオネル・デスクリー社長)は、これまで稼働させていた仙台物流センター(宮城県仙台市宮城野区)が契約満了となることを受け、仙台市青葉区南吉成に物流センターを新設した。9月11日(水)から店舗への配送を開始する。新センターは宮城県と福島県の店舗への物流拠点として24時間体制で稼働させる。

新センターでは、商品の品質維持管理の向上をはじめ、親会社ウォルマート・インクが持つ物流システムのノウハウを活用するなど、作業の効率化につながる仕組みを導入している。また、作業スペースに冷暖房を完備するなど、従業員が働きやすい環境も整備した。

■仙台センターの主な特徴
【品質管理面】
・センター内は加工食品、チョコレート、野菜、チルド商品、精肉・鮮魚、冷凍食品など、商品保管に最適な温度に合わせて6温度帯で管理する。
・23のトラック接車口は、外気温の影響を抑制するためにドッグシェルターを設置する。
・入出荷時の温度管理を徹底して、最適な温度状態で商品の保管・通過を行う。

【効率面】
・ウォルマート独自の物流管理システムを導入し、入出庫管理や在庫管理など、倉庫内での一連の作業を管理する。また店舗の自動補充の仕組みと連携させる。ウォルマートのシステムを導入することでコスト削減と業務の標準化を図る。
・ピッキング作業に、ウォルマートと同様の「ボイスピッキングシステム」を採用する。作業手順を音声でガイド、担当者が声を出して応答することで、作業の効率化とピックミスを防止する。ヘッドセットを装着するためハンズフリーで作業がしやすい。
・納品時、大量に発生する受領証明書の発行業務にソフトウエアロボット(RPA:Robotic Process Automation)を導入し、業務自動化を推進する。ロボットが自動的に電子ファイル(PDF)に置き換え、自動配信することで、大幅な業務の効率化を図る。これにより属人化防止、作業ミスの軽減、消耗品削減につなげる。

【作業環境の快適性追求】
・作業スペースには冷暖房を完備
・後方スペースには、シャワー室、仮眠室を設置
・給湯室にはミニキッチンを設置
・屋外のパレット保管場は屋根を付け、屋外での作業の負担を軽減

■西友仙台センター
所在地/宮城県仙台市青葉区南吉成6丁目6番2
建物構造/地上2階
敷地面積/1万3083.74㎡(3965坪)
延べ面積/1万0974.32㎡(3326坪)
扱い商品/加工食品、デイリー食品、生鮮食品、衣料品、住居用品
管轄店舗/宮城県(18店舗)、福島県(2店舗)
西友の物流センター数/全国12カ所

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