アマゾンnews|ホールフーズ全店に手のひら認証「Amazon One」導入
アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は、傘下のホールフーズ・マーケット全店に手のひら認証支払いシステム「Amazon One(アマゾン・ワン)」を導入することを発表した。ホールフーズは現在、全米に516店舗を展開している。
Amazon Oneは全米400カ所以上の施設で支払いや会員証明、試合やコンサートの入場などで利用されていて、利用者は300万人を超えている。
ホールフーズではアリゾナ州、アーカンソー州、カリフォルニア州、コロラド州、アイダホ州、カンザス州、ルイジアナ州、ミシガン州、ミシシッピ州、ミズーリ州、モンタナ州、ネバダ州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、オクラホマ州、オレゴン州、テキサス州、ユタ州、ワシントン州、そしてワイオミング州にある200店舗以上にすでに導入されている。2023年末までにAmazon OneとPrime会員特典サービスが全店で利用できるようになる。
Amazon Oneに事前登録をしておけば、財布やスマートフォンを持っていなくても簡単に手のひらを端末にかざすだけで支払いを済ませることができる。また、Amazon One登録とプライム会員を紐づけている場合は、ホールフーズの特別割引などが自動的に適用される。
利用登録の手順は、アマゾンのサイト上でAmazonアカウント、支払い方法(クレジットカードまたはデビットカード)、携帯電話番号を事前登録し、ホールフーズの対象店舗またはAmazon Oneが利用できる店舗にあるAmazon One端末で手のひらをスキャンする。事前登録がなくてもAmazon One端末で直接登録することもできる。
アマゾンは今年5月、Amazon Oneに年齢認証の機能も追加している。利用者は政府が発行する顔写真付きの身分証明書をアップロードすることで年齢を登録できる。これによって購入時に年齢確認の必要な、アルコールなどの飲料もスムーズに購入できるなど、利用範囲が広がっている。