ファミマnews|「ファミマ・ワーク・システム」4月から店舗に順次導入
(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)はストアスタッフの勤務シフトやワークスケジュールを自動作成する「ファミマ・ワーク・システム」を4月から順次導入を開始した。2024年度中に希望する加盟店全店へ導入する。
ファミマ・ワーク・システムにおける主な機能は、
・専用アプリから提出された希望シフトに基づくシフト作成、確定シフトの確認
・店長とストアスタッフ間のメッセージ機能
・ストアスタッフの欠員発生時における一斉募集機能
・個店の売上高・客数・店舗設備などを反映したワークスケジュールの自動作成
ストアスタッフ自身のスマートフォンから専用のアプリを通じて希望シフトの提出や確定したシフトの確認、メッセージ機能を活用したシフト調整など店長とストアスタッフが直接連絡を取ることができる。またシフトに欠員が発生した際、他のストアスタッフに対し一斉に募集連絡を行うことができる。欠員を自店舗のストアスタッフで補うことで、外部の募集媒体への募集コストの低減にも繋がる。
さらに作成されたシフトに基づき、個店の売上高・客数・店舗設備などを反映したワークスケジュールが自動で作成される。作成されたワークスケジュールは、売場づくりや接客、清掃業務など個店の状況に応じた作業の追加・変更もできる。
2024年2月にファミマ全店舗への導入が完了した店舗業務支援システムとファミマ・ワーク・システムを相互活用することで、ストアスタッフが勤務中携帯するスマートフォン型端末への作業通知や完了報告が可能で、未実施作業を防ぐとともに店長業務のサポートと店舗運営力の向上にもつなげていくことができる。
実証実験として導入した店舗では、シフト作成において平均約60分、ワークスケジュール作成では平均約120分の業務削減となった。またストアスタッフの各時間帯における作業が明確になり、待機時間が減少。その時間を売場づくりなど他の作業に割り当てたことで、生産性の向上にもつながったという。