ウォルグリーンnews|250万人会員を持つ化粧品EC「バーチボックス」と提携
ウォルグリーン(Walgreens)は、オンラインで高級化粧品のサンプルを定期販売するバーチボックス (Birchbox) と提携し、同社が扱う商品をウォルグリーンの店舗とウェブサイトで販売する。
また、その提携の一環として、ウォルグリーンはバーチボックスに少数株主として出資する。
ウォルグリーンは、バーチボックスの商品を導入するために特設売場を設け、40以上の高級ブランドのスキンケア用品、ヘアケア用品、メークアップ用品を揃える。そして、バーチボックスによる訓練を受けたウォルグリーンのビューティー・スタッフが接客販売する。
バーチボックスは、2010年にニューヨークで創業したベンチャー企業。忙しい女性が化粧品を手軽に試す機会を提供するという、サブスクリプション(定期購入)サービスを提供している。顧客は化粧品の好み、自分の肌タイプなどをオンラインで登録し、毎月10ドル支払って契約すると、その情報に基づいて選ばれた化粧品サンプルが毎月5点ずつ届く。
高級ブランドの化粧品を毎月10ドルで試用できるため、一気に利用者が増えた。現在、世界6カ国で250万人が会員登録をしている。500アイテムの高級ブランド化粧品をオンラインで販売し、ニューヨークとパリには旗艦店も開設している。
バーチボックスの会員にとって、ウォルグリーン1万2822店舗(2017年8月時点)での扱いがスタートすれば、購買の選択肢が増えることになる。