ディックスnews|’18年通期売上高84億ドルの減収減益/ECは23%を占める
米国のスポーツ用品チェーン最大手のディックス・スポーティング・グッズが2月2日で終了した第4四半期と2018年度通期の業績を発表した。
第4四半期の売上高は、24億9200万ドルで6.5%減、既存店売上高は3.7%減、純利益は1億0256万ドルで11.6%減だった。2017年の第4四半期は13週だったため、その分を調整すると既存店の売上高は2.2%減となる。
2018年度通期は、売上高が1.8%減少して84億3657万ドル、既存店売上高は3.1%減(調整後は1.8%減)、純利益は3億1986万ドルで1.1%減だった。
一方で、eコマースは第4四半期で17%増加して、全体の売上げの23%(前年度は19%)を占めた。
2月2日時点での総店舗数は858店。DICK’S Sporting Goodsが729店、Golf Galaxyが94店、Field & Streamが35店。
2019年は既存店売上高2%の増加を予測している。そして、DICK’S Sporting Goods7店舗、Golf Galaxy2店舗を新規開店し、DICK’S Sporting Goods3店舗とGolf Galaxy1店舗を移転する計画だ。
eコマースに関しては、その増加に対応すべくオンラインシステムを改善し、さらに早い配達ができるようにする。現在、eコマース専用の最新のフルフィルメントセンターをニューヨークとカリフォルニアに建設中で、2019年度の第3四半期には稼働予定である。新フルフィルメントセンター完成後は、オンラインで注文した商品は2日以内に配達される予定だ。
同社はeコマースへの取り組みが遅れたため、成長が鈍化した。そのための巻き返しを図るのが、2019年度である。