バーニーズニューヨークnews|米国ブランド管理会社に2.7億ドルで企業売却

「ウォールストリート・ジャーナル」によると、アメリカの高級百貨店バーニーズ・ニューヨーク (Barneys New York)(ニューヨーク州ニューヨーク市、ダニエラ・ヴィターレCEO)は、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ (Authentic Brands Group) などに資産を売却することで合意した。売却額は2億7100万ドル (1ドル100円換算で271億円)。

バーニーズ・ニューヨークは8月6日、アメリカ連邦破産法11条(チャプターイレブン、日本の民事再生法に相当)をニューヨークの破産裁判所に申請していた。

米投資会社などと組んで資産を買い受ける予定のオーセンティック社は、「ノーティカ(NAUTICA)」「ナインウェスト(Nine West)」「ボルコム(Volcom)」「ジューシークチュール(Juicy Couture)」など約50ブランドのライセンス事業を手がける。

バーニーズ・ニューヨークのブランドは、同じくニューヨークを拠点とする高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)」が自社店舗内に専門店として導入するほか、オンライン店舗も引き継ぐことを検討している。

ニューヨーク市のマディソン街にある旗艦店をはじめ、チャプターイレブンの適用を申請していた8月時点で営業を続ける予定だった米国内の既存店7店はすべて閉店することになる。

日本の(株)バーニーズジャパンはバーニーズ・ニューヨークの運営会社だが、1989年に伊勢丹とバーニーズ・ニューヨークの提携の結果、伊勢丹の子会社として設立した。その後、2015年にセブン&アイ・ホールディングスが完全子会社にしている。

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