スプラウツnews|20年通期売上高65億ドル15%増・純利益92%増の増収増益

米国のスプラウツ・ファーマーズ・マーケット(アリゾナ州フェニックス、ジャック・シンクレアCEO)が1月3日に終了した2020年度第4四半期と通期の決算を発表した。

同社は約3万5000人を雇用し、本拠地のアリゾナ州をはじめとして、全米の23州で約360店舗を運営するオーガニックスーパーマーケット。

第4四半期の売上高は16億0183万ドル(1ドル100円換算で1601億円)で、前年同期比17.4%増と相変わらず好調だ。営業利益9293万ドルの98.1%増、純利益6840万ドルの116.2%増で、大幅な増益となった。既存店売上高は3.7%増。

2020年の通期では、売上高は64億6876万ドル(6469億円)の14.8%増、営業利益3億9167万ドルの80.2%増、純利益2億8745万ドルの92.1%増の大幅な増収増益となった。既存店売上高は5.2%増。

COVID-19パンデミックが米国経済に与える影響もあって、2021年度の業績は依然として不透明であるとしながらも、売上高はフラットからわずかに上へ、既存店売上高は1桁台前半から半ばまでを見込む。そして約20店舗の新規出店を計画している。

ジャック・シンクレアCEOは次のように述べている。
「2020年度は、eコマースの売上げが340%増加しましたが、それに関連するコストも増加しました。さらに最前線で働く従業員への記録的なボーナス支給、22の新店舗出店にコストがかかったため、販管費が7600万ドル増加して4億6400万ドルとなりました。つまり売上高に対して28.9%となり、前年同期と比較して、0.56ポイント上がりました。しかしながら、売上高が約15%増加したことで、相殺されました」


〈ジャック・シンクレアCEO〉

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