メイシーズnews|’21年通期245億ドル41%/19年比では0.4%減
米国最大の百貨店メイシーズ(ニューヨーク州ニューヨーク、ジェフリー・ジェネットCEO)が1月29日で終了した2022年1月期の第4四半期および通期決算を発表した。
第4四半期の売上高は前年同期比27.8%増加して86億6500万ドル(1ドル100円換算で8665億円)。純利益は363.8%増加して7億4200万ドル(742億円)だった。既存店売上高は直営部門で28.3%、ライセンス部門を含むと27.8%それぞれ増加した。またデジタル売上高は前年比12%増加、2019年比では36%増加。デジタルでの売上げは総売上高の39%を占め、2019年より9%増加した。
部門別で見ていくと、メイシーズ部門の既存店売上高は直営部門のみが27.3%、ライセンス部門を含むと26.5%増加した。2019年度比ではそれぞれ5.9%、5.2%の増加だった。スター・リワーズ会員の売上高は66%を占め、2019年より8%増加した。720万人の新規顧客がメイシーズで購入し、うち58%はデジタル・チャネル経由だった。
ブルーミングデール部門の既存店売上高は直営部門のみが37.8%、ライセンス部門を含むと37.6%増加。2019年比ではいずれも13.0%増加した。39万人の新規顧客がブルーミングデールで購入し、購買額は41%増加した。
ビューティ用品のブルーマーキュリー部門は直営部門のみもライセンス部門を含む場合も、既存店売上高が30.9%だった。2019年度比では3.1%増加した。
そして通年では、売上高が244億6000万ドル(2兆4460億円)で前年比41.0%増加した。ただし、2019年度比では0.4%減少している。純利益は14億3000万ドル(1430億円)で前年の39億ドルの純損失からは回復している。なお2019年度は純利益6億ドルだった。
既存店売上高は直営部門で43.0%、ライセンス販売を含むと42.9%それぞれ増加した。年間のデジタル売上高は13%増加し、2019年比では39%の増加だった。