ライトエイドnews|’22年売上高241億ドル1.9%減で減収減益
米国ドラッググストア第3位のライトエイド(ペンシルベニア州ハリスバーグ、メアリ・サモンズCEO)が2023年2月期の第4四半期と通期決算を発表した。
第4四半期の売上高は60億9290万ドル(1ドル130円換算で6093億円)で0.5%増、純損失は2億4131万ドル(314億円、前年同期は3億8906万ドルの純損失)、1株あたりの損失は4.39ドル(前年度は7.18ドルの損失)だった。既存店処方箋数は5.2%増加(COVID関連を除くと9.7%増加)した。
通期では、売上高は240億9190万ドル(3兆1319億円)で1.9%減、純損失は7億4994万ドル(945億円、前年同期は5億3848万ドルの純損失)と減収減益に終わった。1株あたりの損失は13.71ドル(前年度は7.18ドルの損失)。
年間での既存店処方箋数は3.5%増加(COVID関連を除くと6.9%増加)したものの、COVID関連のワクチン接種や検査数が減少していることが収入の減少に影響した。
なお同社は4月初め、バージニア州スコッツビルに新しい小型フォーマットの店舗を開店した。通常のライトエイドは1万1000~1万5000平方フィート(約1022~1394㎡)の広さだが、この新店は約2500平方フィート(約232㎡)で、通常よりかなり小型である。小型ではあるが、フルサービスの薬局と、健康やウェルネス関連商品を品揃えする。これまで薬局がほとんど無い、「薬局の砂漠」エリアに出店することで、地域の住民の健康とウェルネスを促進するパイロット(実験)・プログラムとして開発している。
同社は2023年4月時点で、17州に2300店以上の店舗を展開する。