アホールド・デレーズnews|オンライン食料品店「フレッシュダイレクト」売却
オランダを本拠地とするスーパーマーケット、アホールド・デレーズの米国法人、アホールド・デレーズUSA(マサチューセッツ州クインシー、JJ・フリーマンCEO)は、2021年に買収したオンライン食料品店の「フレッシュダイレクト(FreshDirect)」を売却すると発表した。
売却先はトルコの食料品宅配会社「ゲティル(Getir)」。ゲティルは米国の主要マーケットや世界複数国で事業を展開している。
売却の取引額や完了日については明らかにされていない。アホールド・デレーズUSAは、現地の配送チームが継続して配送業務にあたるため、この売却に伴うサービスの変更はないと強調している。サブスクの「DeliveryPass」やその他サービスも継続される。
フリーマンCEOのコメント。
「ニューヨーク・エリアでのフレッシュダイレクトの歴史を考えると、事業の売却は難しい決断でした。しかしアメリカの食料品リテーラーとしての当社の強みは、オンラインと店舗を組み合わせた真のオムニチャネル体験です。当社は業界をリードするブランドと市場シェア、強力な店舗密度とオンラインでの存在感、そして顧客ロイヤルティなど、深い伝統を持っています。 この決定によって私たちは、今後も成長が期待できるオムニチャネルを強化していきます」