ウェストフィールドnews|フランス不動産会社ユニポールが157億ドルで買収

Westfield Corporation(ウェストフィールド)が、フランスの不動産投資会社Unibail-Rodamco(ユニボール・ロダムコ)に総額157億ドル(1兆5700億円)で売却される。

1959年にオーストラリア・シドニーで創業したウェストフィールドは、大都市圏、とくに米国と英国で高級ショッピングセンター35施設を運営している。アメリカではニューヨークのウェストフィールド・ワールドトレードセンターや、サンフランシスコ・ユニオンスクエアにあるウェストフィールドセンターが有名だ。ロンドンでは、オリンピックのメーン会場・オリンピックパーク横に、2011年9月「ウェストフィールド・ストラットフォードシティー」を開業している。


ニューヨーク・マンハッタンのウェストフィールド・ワールドトレードセンター。イータリーのニューヨーク2号店が入る。

一方、ユニボールは、ヨーロッパの商業用不動産への投資が主で、ショッピングセンター、コンベンションセンター、オフィスビルを展開している。

ユニボールは買収額の65%を株式交換し、35%を現金で支払う。そして、ウェストフィールド取得後は、13カ国で104のショッピングセンターを展開するグローバル・プロパティー・リーダーになる。これらショッピングセンターへの来店客数は、年間で約12億人になると試算されている。

2013年12月、Westfield Groupはオーストラリアおよびニュージーランドの事業と国際事業を分離させた。Westfield Corporationは、この再編により2014年6月に創設されている。これを背景に、ウェストフィールドのフランク・ロウィー会長は、「今回発表された取引きは、2014年の再編以来、ウェストフィールドにとってthe strategic journey(戦略的な旅)の集大成だ」と語っている。両社の株主たちも歓迎の意を示している。

検索ワード:ウェストフィールド M&A  ショッピングセンター

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