Kroger ハリス・ティーターを25億ドルで買収

全米第2位の小売業者、クローガー。
その規模は、年商967億5100万ドル（2013年1月期）。

総店舗数は3539店。
うち、スーパーマーケットの店舗数は2424店舗。

数々の買収・売却劇を繰り広げ、
クローガーは全米1位のスーパーマーケット企業にまで登りつめた。
これらはクローガー傘下のバナー一覧。

スミスやフライズをはじめとしたスーパーマーケット、
ハイパーマーケットのフレッドマイヤー、
ディスカウントストアのフード4レス、
コンビニ、宝石店などなど。

そしてここに、新たに仲間が加わることとなった。
ノースカロライナ州を中心に展開している、
リージョナル・スーパーマーケットの
「Harris Teeter」　ハリス・ティーター。
年商45億3541万ドル、店舗数208。（2012年10月期）

アップスケール型のスーパーマーケットで、
地元での人気は高い。

アメリカ南東部の各地域で、
ハリス・ティーターは、
王者ウォルマート、
およびオランダ資本デレーズ傘下のフードライオンと
激しくマーケット・シェアを争っている。

今年の2月頃から売却を示唆していたハリス・ティーター。

まず投資会社サーベラスの名が挙がっていた。
サーベラスは先日、スーパーバリュからアルバートソンを買収した。
しかし、ハリス・ティーターは最終的には、
クローガー傘下に入ることを選んだ。

クローガーによる買収総額は約25億ドル。

クローガーが得るものは、
第1に新規マーケットの開拓、
第2にハリス・ティーターの生鮮食品やプレミアムPBのノウハウ。

一方、ハリス・ティーターは買収されるものの、
店名はそのままで、営業を続けることができる。

具体的な日程は確定していないものの、
双方の株主の承認を得次第、
買収は現実となる。

クローガーの年商が1000億ドルの大台を突破する日が
目前に迫ってきている。

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