全米小売業協会2017年の売上高予測3.7%~4.2%増

全米小売業協会(National Retail Federation)は、2017年の小売業界の売上予測を発表した。

「小売売上高(乗用車、ガソリン、レストランを除く)は2016年度比で3.7%~4.2%伸長するだろう。また、オンライン販売や無店舗での売上げは8%~12%成長するだろう」

全米小売業協会のマシュー・シェイCEOは、「経済状況は堅調で2017年はさらに成長すると見込んでいる」と述べている。

「雇用は安定しており、個人所得も増加しているが、消費に対する慎重さは変わっていない。しかも今年は例年とは異なり、新政府の進める税制度や輸出入の政策は先行きが不透明である。消費者にとってはもう少し見通しが明らかにならないことには財布のひもは固いままだろう」

「政治家たちはアメリカの消費者にとって、コモディティ商品の価格が上がってしまうような政策や法律には断固として反対してほしい」

それでも雇用と所得が着実に伸びれば、消費は上向き、経済成長を支えると予測される。

2017年も電子コマースの伸長が小売業界の鍵となりそうだが、多くは百貨店、ディスカウントストアなど通常の小売業による電子コマースの急増によるもので、消費者の求めるオムニチャネル化が進んでいることを表している。

その他の予測:
・雇用は毎月約16万人増加する
・失業率は2017年末までに4.6%に下がる
・経済成長率は1.9%~2.4%伸長
 

<米国小売業売上成長率10カ年推移>
RetaialSalesForecast2017
出所:NRF

検索ワード: 全米小売業協会 2017年 売上げ 予測

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