PPIHnews|12月既存店1.2%増/DS事業1.7%増・GMS事業0.2%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が12月の業績を発表した。

国内リテール事業4社556店舗の既存店売上高は前月から2.4ポイント増加し、前年比101.2%だった。全ての事業が前年を上回っている。客数が99.9%、客単価が101.4%。全593店の売上高は102.1%。4社は(株)ドン・キホーテ、ユニー(株)、(株)長崎屋、UDリテール(株)。

12月はクリスマスから年末・年始にかけての最大繁忙期間に合わせて、チラシやクーポン、majica還元施策などの販促戦略を行ったことから、業態や立地、エリア、時間帯を問わず売上げが伸長した。

ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテールの「ディスカウント(DS)事業」の既存店売上高は、前年同月比101.7%。客数は100.0%、客単価101.7%。既存店の対象店舗数は422店舗。クリスマスや年末、週末を中心に、売上げを押し上げた。とくに関東や近畿など都市部、駅前で伸長した。また、コロナの感染状況が落ち着いていた事で、旅行・帰省を目的としたカバン・バッグや身支度商品などが伸長した。さらに、消耗品、化粧品、食品なども引き続き好調だった。全店ベースの売上げは104.2%。

ユニーを含む「GMS事業」の既存店売上高は、前年同月比100.2%。客数は99.7%、客単価100.5%。既存店の対象店舗数は134店舗。前年の特需という高いハードルの影響はあったものの、気温低下で、コートなど重衣料や防寒商品、子供服など多くの衣料品が伸長した。また、食品は、米類やパン、日配品など一部の主力カテゴリーで売上げが落ち込んだものの、24日以降、惣菜、鮮魚(寿司)、酒類を中心に、前年を上回った。全店ベースの売上高は97.6%。

1月度はドン・キホーテ1店舗の出店を予定している。

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