PPIHnews|8月既存店0.1%増/DS事業1.5%増・GMS事業3.7%減

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が8月の業績を発表した。

国内リテール事業((株)ドン・キホーテ、ユニー(株)、(株)長崎屋、UDリテール(株))の既存店売上高は前年同月比100.1%、客数が98.3%、客単価が101.8%。既存店の対象店舗数は570店舗。また全605店の売上高は102.1%だった。

お盆を含む中旬までは、行動制限がない夏休みということで、スポーツレジャーを中心に幅広いカテゴリーが好調に推移した。下旬から月末にかけては、早期梅雨明けによる季節商品需要の前倒しにより、勢いが鈍化したが、6月〜8月の夏季期間累計は、前年を大きく上回り好調に着地した。休日1日減少の影響は-1.1ポイント。

ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)の既存店売上高は、前年同月比101.5%、客数は99.3%、客単価は102.2%。既存店の対象店舗数は439店舗。全469店舗の売上高は104.4%。

休日1日減少の影響を除くと立地、業態、すべてのエリアで前年を上回った。とくに、コロナの規制が解除された4月以降は、着実に21時以降の夜間帯の売上げと客数が伸長している。商品別では、アウトドア、夏のレジャー用品、水着、花火、旅行関連などの需要が高く既存店の押上げに貢献した。休日1日減少の影響は-1.3ポイント。

GMS事業(ユニー)の既存店売上高は、前年同月比96.3%、客数は96.1%、客単価100.3%。既存店の対象店舗数は131店舗。全136店の売上高は96.6%。

GMS事業は、外食の代替需要の剥落により、食品・生鮮食品の売上げが前年割れした。一方、非食品は、前月より売上比が改善している。とくに、衣料品は、中旬以降の巻き返しにより、婦人服、紳士服など多くの部門で売上げが伸長した。また、住居関連は、化粧品、スポーツ、玩具、自転車などで売上げが改善し、前年並みで着地した。休日1日減少の影響は-0.8ポイント。

9月に入り、9日にドン・キホーテ荒尾店(熊本県荒尾市)」を新規出店した。

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