ホームセンターnews|5月既存店売上高は主要8社中4社が前年クリア

主要ホームセンター8社が5月月次概況を発表している。


DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は3.2%減、客数5.6%減、客単価2.6%増だった。全店ベースでは売上高20.3%増と大幅に伸長している。


コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は1.3%増、客数1.5%減、客単価2.9%増。子会社「HIひろせ」を含めた全店では10.6%増だった。5月中は1店舗を出店した。

5月度は「600店舗達成記念セール」の影響で、日用消耗品や園芸用品などが売上げを牽引した。また冷感ウェアや冷房器具などの季節用品、防虫剤や殺虫剤、除草剤、刈払機なども好調だった。一方でインテリア用品、収納用品、ダイニング用品などが前年に比べ不調だった。


(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は1.2%増、客数2.8%減、客単価4.0%増。全店売上高は2.4%増。5月は1店舗開店し、2店舗閉店で、店舗数は1220店となった。

5月は引き続き、農薬・除草剤・刈払機等の商品や野菜苗・種など家庭菜園関連商品の販売が堅調に推移した。また気温の上昇で、エアコン・すだれ等の季節商品の販売が伸長し、セメント・塗料等の建設事業者向け消耗品も引き続き堅調に推移した。


アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は3.2%減、客数4.8%減、客単価1.6%増。全店売上高は2.9%減だった。

小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICO PET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。


(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は6.7%減、客数5.8%減、客単価1.0%減。全店ベースでも売上高6.1%減と振るわず。

5月度は引き続き耕運機・刈払機などの農作業機械の販売が非常に好調で、野菜苗・種・薬品・土農工具などの園芸用品も伸長した。一方で、エクステリア用品やアウトドア用品が低調だった。


アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は1.6%減、客数3.2%減、客単価1.7%増。一方全店ベースでは売上高0.9%増、客数0.8%減、客単価1.7%増だった。

売上高は商品売上高のみを集計している。傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの売上高を単純合算したものだ。


(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の5月度(4月21日~5月20日)の既存店売上高は3.4%増、客数0.3%減、客単価3.7%増。全店売上高は2.2%増だった。

5月度は前年に比べて、資材・プロ用品、リフォーム、ペット・レジャーの売上げが堅調の一方で、インテリア・リビングは低調だった。


(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は3.2%増、客数1.4%減、客単価4.6%増。全店ベースでは売上高2.8%増。

なお、ブックセンターを含む全店舗の売上高は2.4%増だった。

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