家電チェーンnews|11月売上高ビック7.9%筆頭に4社中3社が前年比増
主要家電チェーンが2024年11月の月次売上高を発表した。
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが104.5%、住建セグメントが99.1%、金融セグメントが97.9%、環境セグメントが108.7%だった。
11月度は、前年と比べ暦の影響はなかったが、前年は4月から大型店を中心とした出店が続いており、出店・売上ハードルが高かったが、下旬からの気温の低下に伴い、季節商品の売上げと来店客数が増加し、前期を上回る実績となった。
11月は29日に35店舗目のLIFE SELECT 高岡店をオープンした。店舗数は10月と変わらず958店舖。売場面積は288万3317㎡(前年同月比1万6711㎡増)。
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の月次売上高は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が107.9%。ビックカメラ単体の全店売上高は108.5%だった。
音響映像商品は109.1%で、カメラ、テレビ、音響アクセサリーが好調だった。家庭電化商品は111.3%で、冷蔵庫、洗濯機、や理美容家電が好調、調理家電が堅調だった。情報通信機器商品は107.9%で、パソコン本体や周辺機器が好調。その他の商品は105.1%で、医薬品や寝具が好調、時計、玩具や酒類が堅調、ゲームが低調だった。
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高は、全1204店の売上高が103.4%で横ばいだった。また直営の457店の売上高は103.3%だった。
主要商品別売上高は、テレビが95.4%、エアコンが112.1%、冷蔵庫が97.9%、洗濯機が104.0%、パソコンが94.6%、リフォームのELS事業が97.6%だった。
(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は104.1%。10月は1店出店し、店舗数は558店となった。
主な品種別売上高は、伸び率が高い順に理美容・健康器具が114.1%、洗濯機が107.5%、エアコンが107.4%、調理家電が106.3%、冷蔵庫が102.7%となった。その他のカテゴリーは前年割れとなった。
上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は81.9%で3カ月連続マイナス。11月の1店舗を出店、店舗数は219店となった。
主要な品種別売上高は、テレビが67.7%、パソコンが68.1%、携帯電話が108.2%、エアコンが75.7%、冷蔵庫が67.4%、洗濯機・クリーナーが76.0%。