セブン&アイnews|グループで取り組むサーキュラーエコノミーの推進
(株)セブン&アイホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は、6月の環境月間において、2019年5月に定めた環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」への取り組みを強化する。
同社は環境問題などの社会的課題に対して、顧客と一緒に日常の買物の中でできる取り組みとして「サーキュラーエコノミー」を推進している。セブン-イレブンやイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークの各店舗に設置されているペットボトル回収機の設置台数は、2021年2月末時点で1000台を超え、店舗を利用する顧客からの回収量は2020年度には計約3億3000万本になった。回収されたペットボトルは、グループの開発商品である「セブンプレミアム」の商品容器やパッケージ、肌着などの衣料品に再利用されている。
グループ全体での取り組みとして、店頭でのペットボトル回収キャンペーン、タサン志麻さんが監修する食品ロス削減レシピの公開、店舗での「ライトダウン」によるCO₂削減などを行う。
イトーヨーカドーでは、フードバンクへの食品の寄付、環境循環型商品の開発と販売、水産エコラベル「MEL認証」取得商品の販売、持続可能原料を使用したスモークサーモンの販売、再生ポリエステルを使用した紳士ビジネスシャツや婦人パンツの販売、不要な傘の回収などに取り組む。
「環境循環」とは、店舗で廃棄処分となった食品を農場の肥料として再利用し、その肥料で栽培した野菜を店頭で販売するとともに、農場で発生した農産品を加工食品として有効活用し、店頭で販売するという仕組みである。