上新電機news|関西地区22店舗に「カーボンニュートラルな都市ガス」を採用
上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)は、関西地区の22店舗への「カーボンニュートラルな都市ガス」の供給に関する契約を大阪ガス(株)(大阪市中央区、藤原正隆社長)と締結した。大阪ガスの100%子会社である Daigasエナジー(株)(大阪市中央区、井上雅之社長)を代理店とする。
「カーボンニュートラルな都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを CO2クレジットで相殺した「カーボンニュートラル LNG」を活用した都市ガス。
上新電機では、電力負荷平準化を目的として導入したガス空調用の都市ガスについて、店舗ごとに順次、「カーボンニュートラルな都市ガス」へ切り替えを進めており、供給に関する契約を締結した全22店舗が10月に「カーボンニュートラルな都市ガス」に切り替わる予定だ。これにより、D-Green Premium、D-Srolaによる削減量と合わせて約3050トンの CO2排出量削減を見込んでいる。
「D-Green Premium」は、FIT制度(Feed-in Tariff:再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用せず新たに設置した電源の非化石証書を、再生可能エネルギーで発電された電気とともに供給する電気料金メニュー。この料金メニューを使うことで新たな再生可能エネルギー電源の開発促進に寄与する。
「D-Solar」は、Daigasエナジーがお客の屋根等に初期投資ゼロのスキームによって太陽光発電システムを設置し、お客の CO2 排出量削減と BCP対策強化を実現する太陽光発電サービス。
上新電機は、経営理念「人と社会の未来を笑顔でつなぐ」のもと、「環境と調和した豊かな社会への貢献」を重要な社会課題(マテリアリティ)と位置づけ、創エネ・蓄エネ・省エネ性能の高い家電製品を社会に普及する事業を通じて顧客の家庭におけるカーボンニュートラルの実現をサポートするとともに、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル実現にも取り組んでいる。2021 年度には、関西地区5店舗、北信越地区6店舗の電力を、大阪ガスの再生可能エネルギー100%の電気「D-Green Premium」に変更した。
北信越地区において新築した新発田店(新潟県)では、Daigasエナジーの太陽光発電サービス「D-Solar」による 71kW の太陽光発電システムを導入した。太陽光発電で賄えない電力は「D-Green Premium」による電力を使用することで、再生可能エネルギー100%の店舗を実現している。
大阪ガス、Daigasエナジーが同一法人に「カーボンニュートラルな都市ガス」「D-Green Premium」「D-Solar」を提供するのは上新電機が初となる。