ユニバースnews|食生活改善と食品ロス削減の実証実験を実施

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(株)ユニバース(青森県八戸市、三浦建彦社長)は、(株)GIG(東京都中央区、岩上貴洋社長)、サッポロホールディングス(株)(東京都渋谷区、尾賀真城社長)、東芝テック(株)(東京都品川区、 錦織弘信社長)、東芝データ(株)(東京都港区、北川浩昭CEO)、(株)日本総合研究所(東京都品川区、谷崎勝教社長)、フラー(株)フラー(新潟県新潟市、渋谷修太社長)の6社と協働し、食品ロスの削減を支援するスマートフォンアプリのサービスが、消費者にどの程度受け入れられ、効果を出せるのかを検証する実証実験を行う。

この実証実験では、参加するモニターの苦手食材データのほか、日々の食品の購入履歴データや食生活データなどを基に、食生活の改善を促す行動をスマートフォンアプリが提案し、モニターとその家族の食生活の改善に対する効果を検証する。

また同時に、食材の使い切りや食べ切り、そして野菜の皮なども使った調理を促す提案や過剰在庫が発生した食材の購入の提案を行うことによる、食品ロスの削減効果について検証する。

この実証実験は、経済産業省委託事業「令和4年度 流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(IoT技術を活用したサプライチェーンの効率化および食品ロス削減の事例創出)」に採択された。

この実証実験の検証テーマは3つある。
1つ目は、 家族の食生活を改善する行動の促進。
朝食の摂取や苦手食材の克服など、食生活の改善を促すクエストの提供を通じて食生活の改善効果を検証する。また、家族で取り組むことによるシナジー効果の有無も検証する。

2つ目は、家庭における食品ロスを削減する行動の促進。
家庭系の食品ロスが発生する理由である、直接廃棄・食べ残し・過剰除去(野菜の皮などを取り除き過ぎること)に焦点を当て、それぞれの削減を目指したクエスト(食材の使い切り・食べ切り、野菜の皮などを使う調理の提案)の提供を通じた、食品ロスの削減効果を検証する。また、家族で取り組むことによるシナジー効果の有無も併せて検証する。

3つ目は、店舗で発生する食品ロスを削減する購入の促進。
不測の事態(例えば、豊作による生産過剰、新型コロナウイルス感染症の影響による牛乳の需要減など)によって発生した過剰在庫について、消費者に対し削減への積極的な協力を促すクエストの提供を通じた、削減効果を検証する。

この実証実験では、スマートフォンアプリ「うちれぴ」(以下「うちれぴアプリ」)を通じて、食生活の改善および食品ロス削減の観点から購入する食材や食生活に対する提案を行い、モニターの実際の行動に対する効果を測定する。

「うちれぴアプリ」は、家族とのコミュニケーションで家事負担軽減と「食」の楽しさや喜び創出を目指すサッポロホールディングスが運営するスマートフォン向けアプリ。

「うちれぴアプリ」には、電子レシートサービス「スマートレシート®」を介して、スーパーマーケット「ユニバース」での購入履歴が自動連携される。また、モニターも食生活データ(食事を食べ切った後の食卓の写真、など)を自ら登録していく。「スマートレシート®」は、東芝テックが開発・運営し、東芝データが運営を支援している電子レシートサービス。会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、電子レシートセンターでデータとして管理、提供する。

このようにして蓄積された購入履歴と食生活データ、そして事前登録された苦手食材データを基に、「うちれぴアプリ」は、モニターとその家族の食生活の改善と食品ロスの削減を促す行動(朝食を食べる、苦手食材を利用したレシピをつくる、ご飯を残さず食べる、など)の提案である「クエスト」を提示する。また、店舗で発生する食品ロスを削減するために、過剰在庫が発生した食材の購入を提案するクエストも提示する。クエストにはそれぞれ、食生活データの登録といった達成条件が設定されており、達成時には、クエストごとに設定されたポイント(ユニバースで利用できるRARAポイントに交換可能)が付与される。

この実証実験は、1月17日(火)~2月17日(金)の期間、ユニバース全57店(青森県、岩手県、秋田県)とモニターの自宅で行われる。参加者は、事前募集モニター100名とモニターの家族。

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