J.フロントnews|「DBJ健康経営格付」で最高ランク/全社挙げての取り組みが評価
J.フロントリテイリング(株)(東京都中央区、好本達也社長)は、(株)日本政策投資銀行(地下誠二社長)が行う「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」において、最高ランクとなる「従業員の健康配慮への取り組みが特に優れている」との格付を取得した。最高ランクの格付は今回が初めての取得となる。
「DBJ健康格付」融資は、DBJ独自の評価システムにより、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。
「DBJ健康経営格付」における同社および中核企業である(株)大丸松坂屋百貨店について、3つの点が評価された。
1.トップマネジメントが参加する全社安全衛生委員会にて健康経営にかかる計画を承認の上、本社・各店の人財・組織風土活性化担当スタッフと各店の人財開発部マネージャーが集まる労務担当・活性化担当会議を通じて、各店が実施する施策の好事例を共有しながら、全社で健康経営に取り組んでいる点。
安全衛生委員会は経営者側と労働者側で構成され、委員の半数は、労働組合もしくは労働者代表の推薦により指名されるもので、毎月1回開催されている。
2.セルフケア及びラインケアに関する研修機会を全従業員に提供して意識啓発を行うとともに、階層別に共有するストレスチェック結果を踏まえ職場単位で改善策を検討するなど、重点施策に掲げるメンタルヘルスケアに関し予防に向けた取り組みを展開している点
3.グループビジョン“くらしの「あたらしい幸せ」を発明する”の実現に向けて、新規事業など従業員のチャレンジを後押しする「チャレンジカード」の活用や「JFR 発明アワード」の開催により従業員の具体的なアクションを促しているほか、理念体系の一層の浸透に向けて新たに風土改革プロジェクトを立ち上げるなど、エンゲージメント向上に注力している点