サミットnews|食品残渣を堆肥として再生・活用した野菜の販売を開始

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サミット(株)(東京都杉並区、服部哲也代社長)は、4月1日から東京都世田谷区にある「サミットストア世田谷船橋店」で、食品残渣を用いてつくられた堆肥を使用して生産された野菜の販売を開始した。富里市農業協同組合(JA富里市)の協力を得て実施しているもので、販売される野菜は小松菜、ほうれん草、チンゲンサイ、ラディッシュ等。

サミットはNTTビジネスソリューションズ(株)の「地域食品資源循環ソリューション」を活用して、2020年4月から店舗で発生した食品残渣を食品残渣発酵分解装置で処理している。たとえばバックヤードでの商品製造の際に1日1店舗あたり約100キロの食品残渣(主に野菜加工時に発生する野菜残渣)が発生する。

この食品残渣を堆肥化し、堆肥を使って生産された野菜を販売することで、「食品資源循環」の最後のステップが繋がることになる。

サミットのリサイクルの取り組みは、SDGsを踏まえて独自に取り組むべき社会課題をまとめた「『GO GREEN』チャレンジ宣言」を基づいている。今後サミットでは、「地域食品資源循環ソリューション」を活用した南関東エリアにおける食品循環の新しい社会システムモデルづくりに、NTTビジネスソリューションズと取り組んでいく。「地域食品資源循環ソリューション」は現在9店舗に導入済みだが、2023年度内に25店舗へ追加導入し、循環野菜の販売も順次拡大していく考えだ。

また、NTTビジネスソリューションズは、IoTセンサーやAIを用いた食品残渣の運搬収集効率化やリサイクルセンターのDX化を進め、作物にあった高品質堆肥の安定的な提供を目指していく。

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