カインズnews|グッドライフアワードの「実行委員会特別賞」を受賞

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(株)カインズ(埼玉県本庄市、高家正行社長)は 12月10日(火)、同社の「園芸用土の水平リサイクルシステム」構築の取り組みが、第12回グッドライフアワード (主催:環境省)において「実行委員会特別賞 地球と人への想いやり賞」を受賞したと発表した。

カインズが2021年10月に策定した「くみまち構想」では、地域共生を志し、日本の地域や暮らしが抱えるさまざまな課題やニーズに向き合った取り組みを進めている。全国の各自治体や共創パートナーとともに取り組みを進めてきたが、今回、京都府亀岡市と園芸用土メーカーの(株)瀬戸ヶ原花苑と連携した「園芸用土の水平リサイクルシステム」の構築が評価された。

「園芸用土の水平リサイクルシステム」は、自治体と連携してカインズの店舗を不用な園芸用土の回収拠点とし、メーカーと連携して再生処理を行うとともに循環型園芸用土の製品を開発し、カインズの店舗で再度販売する仕組み。


<不用な園芸用土の回収所(カインズ 亀岡店)>


<再生処理を経て販売されている循環型園芸用土(カインズ 亀岡店)

このシステムの導入1号店となった「カインズ 亀岡店」では、2023年度に約37トンの不用な園芸用土を回収した。2024年には循環型園芸用土として再生し、全3店舗に拡大した回収拠点店舗 (亀岡店・青梅インター店・前橋みなみモール店) で販売を開始した。

土資源は循環利用が求められる有限な地球資源だが、多くの自治体で園芸用土の処分方法が整備されておらず、家庭ごみに混ぜて排出されてしまうこともある。カインズはこのシステムによってこの課題を解決し、地域一体となって土資源を無駄なく循環させることができると考えている。

「グッドライフアワード」は環境省主催のプロジェクト。環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取り組みを募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための情報交換などを支援していく。優れた取り組みを応援するとともに、取り組みをさらに広げるための普及・啓発を行うことで、地域循環共生圏 (ローカルSDGs) の創造につなげていく。

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