イオンモールnews|「イオンモール日の出」で太陽光路面発電パネルの実証実験
イオンモール(株)(千葉市美浜区、大野惠司社長)はMIRAI‐LABO(株)(ミライラボ、東京都八王子市、平塚利男社長)と、イオンモールが運営するイオンモール日の出(東京都西多摩郡)で、駐車場内の通路に敷設できる太陽光路面発電パネルを活用した自律型エネルギーインフラ「AIR」の実証実験を開始する。実証実験の期間は2024年9月~2027年8月。
イオンモールとミライラボは、ミライラボイオンモール日の出平面駐車場に敷設した太陽光路面発電パネル
が開発した太陽光路面発電パネルSolar Mobiwayや中古EVから排出されるバッテリーをリパーパス(再製品化)した製品をはじめとした、環境省エネ技術と製品を活用することで、脱炭素やリサイクルの取り組みを相互に協力し推進することを目的に実証実験に関する契約を締結した。
実証実験をショッピングモールで行うのは日本初だ。多くのお客・車の往来がある環境下での実験により精度の高い耐久性等のデータを取得することが可能となる。イオンモールは2040年までに直営モールで100%地産地消の再生可能エネルギーで運営することを目指している。これを実現するために、屋根上やカーポート上の太陽光発電以外の新たな発電可能スペースを模索。この実証実験は、「駐車場内の通路」という新たな発電スペースの可能性を探り、今後の地産地消の再エネ自給率拡大に向けた取り組みとなる。
具体的には、日中Solar Mobiwayで発電した電力をEVリパーパス蓄電池に蓄電し、その電力を、夜間に植栽のイルミネーション等に活用する。実証実験中は、年間の発電量、蓄電量、電力消費量、日射量などの環境データを取得しシステムの検証を行う。また、1日の車の往来数が一定以上ある大型商業施設の駐車場に敷設することで、Solar Mobiwayの耐久性についても検証する。災害等による停電時では、EVリパーパス蓄電池をスマートフォンやパソコン等の充電に活用するBCP(事業継続計画)にも対応した検証を行う。