コンビニnews｜10月既存店セブン･ファミマ･ローソンともに前年比マイナス

コンビニ大手3社の10月業績が発表された。

10月は台風24号や秋雨前線の影響で全国的に雨量が多く、特に西日本(近畿、中四国、九州)では平年の3倍以上の雨が降った。この天候要因にあわせて、タバコ税増税の影響もあって、各社とも既存店売上高は減収、客単価も下がった。

■セブン‐イレブン・ジャパン
既存店売上高は前年同月比99.3%だった。既存店の客数は101.8％。9月は前年に届かなかったが、10月は前年を上回った。客単価は97.5%。

チェーン全店では売上高は102.7％。10月末時点の店舗数は2万0622店。

■ファミリーマート
既存店売上高は前年同月比98.4%。客数は100.0%、客単価は98.4%だった。チェーン全店の売上高は96.2%と全体に振るわなかった。ファミリーマートとサークルK・サンクスの10月末時点の店舗数は1万5696店。

惣菜シリーズ「お母さん食堂」がテレビCMによって認知度が向上した。それに加えて、夕方以降の時間帯を対象とした販促企画が奏功したほか、「オータムフェスタ」も集客に寄与し、客数は前年並みとなった。

■ローソン
ローソン単体の既存店売上高は前年同月比97.7%。既存店の客数は98.8%、客単価も98.9%と前年に及ばなかった。チェーン全店では売上高は103.3%。10月末時点の店舗数は1万4426店。

ヒット商品の「悪魔のおにぎり」がおにぎりの売上げを牽引したことに加え、夕夜間強化策の成果もあって弁当がよく売れた。しかし、前年を上回る結果には至らなかった。